【vol.3】アメリカの話
日本人選手が多数活躍し、メジャーリーグの話題が日本でも頻繁に取上げられる時代になりました。
2004年にMLB年間最多安打の新記録を樹立したイチロー選手の所属するシアトル・マリナーズの本拠地「セーフコ・フィールド」は、保険会社の「セーフコ・コーポレーション」がネーミングライツスポンサーとなっています。
スポーツにおけるネーミングライツの発祥は、1973年リッチフーズ社によるNFLバッファロービルズの本拠地「リッチスタジアム」の命名です。
現在では、アメリカ4大スポーツ(MLB、NFL、NBA、NHL)の本拠地の過半数にネーミングライツが導入されています。日本人でも知っているブランドの一例としては、2004年のMLBオールスターの開催地にもなった「ミニッツメイド・パーク(所在地:ヒューストン)」や、かって野茂投手がノーヒットノーランを達成した「クアーズ・フィールド(所在地:コロラド)」などがあげられ、他にも航空会社、運送会社など多数存在しています。
ここでアメリカと日本を比べて特徴的な点を一つあげると「契約期間」の差があります。アメリカでは、20年以上の契約を結ぶケースが一般的になっており、日本での最長5年という事例と比べてかなり開きがあります。日本での命名権の歴史がまだ浅いというのが一番の理由と考えられますが、アメリカと日本ではプロスポーツ産業の成熟度も異なり、他にもさまざまな要因があります。今後は日本でも、プロスポーツ施設の命名権が「地元の地域社会に目を向けたCSR(社会的責任)」の一環として認知されてくれば、長期契約の事例も増加してくると予想されます。(2005/11/30)













